詳細

ペールカンで?なぜ、しぼれるの?
ペールカンが簡単に理想的な脱液カゴに変身します!

側面が約1度の傾斜になっているため遠心力で液体は上方へ押上げられます。
上部のみに穴をあけるため遠心分離にかけない時は油は外へこぼれません!
外周全体に穴をあける必要がないので、カンも丈夫で脱液率も高くなります。
分離された油は本体の排出口に集められて排出されるので再度利用できます。

ペールカンを用いる利点
ペールカンは、脱液カゴとして理想的な形状を持っています。

作業工程

切削工程で生成された切粉をペールカンにバランスよく入れますできる限りたくさん入れて下さい

フタがしっかり閉まっている事を確認後、スイッチを入れます

分離された油は本体の排出口に集められて排出されるので再度利用できます

細かい切粉でペールカンに片寄って入れて回した場合外フタを開けて中フタアーム部を握って前後に振って下さい。

ペールカンの内容物の状態
1:製品をしぼる場合

1コの重量が重いモノ(特に角ばったモノ)はペールカンの強度(ペールカン板厚0.3mm)が不足して、カンが破れる事があり、大変危険です。
しぼる製品に応じて、ペールカンに直接入れるパンチカゴがございます。

2:カールした切粉が少量の場合

少量の場合は、品物が片寄ってしまい、アンバランスになる。
カールした切粉の場合は、ペールカンにいっぱい入れてもさして重くありませんのでできるだけたくさん入れて下さい。

3:切粉に製品が混っている場合

製品は密度が高いため一箇所に集まっている時はもう一度フタを開けて、かき混ぜて下さい。

4:細かい切粉を回した場合

細かい切粉でペールカンに片寄って入れて回した場合外フタを開けて中フタアーム部を握って前後に振って下さい。

創業以来当社工場でも部品加工の際に出る切粉しぼりに愛用しており、油の節約・再利用に大活躍しています。

その他、お客様のニーズにお答えする様々な製品を取り揃えています。
各種使用目的に応じてヒーター式仕様、コンテナ式仕様、洗浄機などもございます。

仕様

型式/名称
TBP-12 ペールカン用脱油機/脱水機
防振機構
ジャイロバランス方式
軸受
複合ベアリング
モーター
4P-0.75Kw
起動方法
フレキションプーリによるクッションスタート
機械重量
約110Kg
脱油回転数
約1,400rpm
処理能力
真鍮の場合 約26Kg
ペールカン容量
20リットル
脱液時間
標準3分-5分
タイマー
フルマルチタイマー
電源
3相 200V 50/60Hz
標準付属品
鉄製ペールカン[網付] 1個 *板厚:0.35mm
金網詳細
線径:0.28mm/24メッシュ
1
標準でタイマー付のため、切削屑?貯蔵所の間に本機を入れる ことで仕事の合い間に脱油工程が完了します 。
2
ペールカンの脱油機への出し入れの高さは低く設計されています。※2)地上高さ500mm
3
高速設計1,400rpm、ジャイロバランス方式、特殊な軸受機構で振動の少ない遠心分離機です。
4
品物のアンバランスは、※3)バスケットを前後にゆすることにより簡単に調節できるためより振動の少ない状態で回転します。
5
安全装置として、外フタ部のロックをしない状態ではスイッチが入らない設計になっています。
6
据付が難しい場所や随時移動して使用したい場合: ※4)オプションでキャスター取付が可能です。
7
いろいろな品物に合わせ対応可能なパンチカゴ本体SUS製などのオプションや仕様もございます。

パンチカゴ

脱液カゴにパンチカゴを使用することで切粉以外にも様々な部品や製品、食品などの脱油・脱水が可能になります。

加工した製品の脱油をTBP-12ペールカン用脱油機で行いたい場合、ペール缶の中にパンチカゴを入れます。
このパンチカゴはペール缶[板厚:約0.35mm]よりも板が厚く、カゴの変形が軽減されます。
油はパンチカゴからペール缶へ排出され同じ原理で脱油されます。
例えば、洗濯時に使用する洗濯網のようなイメージで使用します。
脱着はペール缶は機械に入れたままの状態で、パンチカゴのみで行います。
穴はカゴ全体にあけられていて材質にも鉄製とステンレス製がございます。
パンチング穴径は脱油・脱水するモノの用途に応じてによって、ご希望の穴径を選択できます。